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‘第六章【再審及び訴訟】’ の逐条表示


(再審の請求
五十七条  確定した取消決定及び確定審決に対しては、当事者又は参加人は、再審を請求することができる。
 
民事訴訟法 (平成八年法律第百九号三百三十八条第一項 及び第二項 並びに三百三十九条 (再審の事由)の規定は、前項の再審の請求に準用する。全文





五十八条  審判請求人及び被請求人が共謀して第三者の権利又は利益を害する目的をもつて審決をさせたときは、その第三者は、その確定審決に対し再審を請求することができる。
2  前項の再審は、その請求人及び被請求人を共同被請求人として請求しなければならない。
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(再審により回復した商標権の効力の制限
五十九条  取り消し、若しくは無効にした商標登録に係る商標権が再審により回復したときは、商標権の効力は、次に掲げる行為には、及ばない。
 
当該取消決定又は審決が確定した後再審の請求登録前における当該指定商品又は指定役務についての当該登録商標の善意の使用
 
当該取消決定又は審決が確定した後再審の請求登録前に善意にした三十七条各号に掲げる行為全文





六十条  取り消し、若しくは無効にした商標登録に係る商標権が再審により回復した場合、又は拒絶をすべき旨の審決があつた商標登録出願について再審により商標権設定登録があつた場合において、当該取消決定又は審決が確定した後再審の請求登録前に善意に日本国内において当該指定商品若しくは指定役務又はこれらに類似する商品若しくは役務について当該登録商標又はこれに類似する商標使用をした結果、再審の請求登録の際現にその商標が自己の業務に係る商品又は役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されているときは、その者は、継続してその商品又は役務についてその商標使用をする場合は、その商品又は役務についてその商標使用をする権利を有する。当該業務を承継した者についても、同様とする。
2  三十二条第二項の規定は、前項の場合に準用する。
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審判の規定の準用)
六十条の二  四十三条の三四十三条の五から四十三条の九まで、四十三条の十二から四十三条の十五まで、五十六条第一項において準用する特許法百三十一条第一項百三十一条の二第一項本文、百三十二条第三項百五十四条百五十五条第一項並びに百五十六条第一項第三項及び第四項並びに五十六条第二項において準用する同法百五十五条第三項 の規定は、確定した取消決定に対する再審に準用する。
2  五十五条の二及び五十五条の三の規定は、四十四条第一項審判の確定審決に対する再審に準用する。
3  五十五条の三及び五十六条の二の規定は、四十五条第一項審判の確定審決に対する再審に準用する。
4  五十五条の三の規定は、四十六条第一項五十条第一項五十一条第一項五十二条の二第一項五十三条第一項又は五十三条の二審判の確定審決に対する再審に準用する。
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特許法 の準用)
六十一条  特許法百七十三条 (再審の請求期間並びに百七十四条第二項 及び第四項 審判の規定等の準用)の規定は、再審に準用する。この場合において、同法百七十三条第一項 及び第三項 から第五項 までの規定中「審決」とあるのは「取消決定又は審決」と、同法百七十四条第二項中「百六十七条から百六十八条まで」とあるのは「百六十七条百六十八条」と、「特許無効審判又は延長登録無効審判」とあるのは「商標法四十六条第一項五十条第一項五十一条第一項五十二条の二第一項五十三条第一項又は五十三条の二審判」と読み替えるものとする。
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意匠法 の準用)
六十二条  意匠法五十八条第二項 審判の規定の準用)の規定は、四十四条第一項審判の確定審決に対する再審に準用する。この場合において、同法五十八条第二項中「百六十七条の二本文、百六十八条」とあるのは、「百六十八条」と読み替えるものとする。
 
意匠法五十八条第三項 の規定は、四十五条第一項審判の確定審決に対する再審に準用する。この場合において、同法五十八条第三項中「百六十七条の二本文、百六十八条」とあるのは、「百六十八条」と読み替えるものとする。全文





審決等に対する訴え)
六十三条  取消決定又は審決に対する訴え、五十五条の二第三項(六十条の二第二項において準用する場合を含む。)において準用する十六条の二第一項の規定による却下決定に対する訴え及び登録異議申立書又は審判若しくは再審の請求書却下決定に対する訴えは、東京高等裁判所の専属管轄とする。
 特許法百七十八条第二項から第六項まで(出訴期間等)及び百七十九条から百八十二条まで(被告適格、出訴の通知等、審決取消訴訟における特許庁長官の意見、審決又は決定の取消し及び裁判の正本等の送付)の規定は、前項の訴えに準用する。この場合において、同法百七十八条第二項 中「当該審判」とあるのは「当該登録異議申立てについての審理、審判」と、同法百七十九条 中「特許無効審判若しくは延長登録無効審判」とあるのは「商標法四十六条第一項五十条第一項五十一条第一項五十二条の二第一項五十三条第一項若しくは五十三条の二審判」と読み替えるものとする。
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